山梨県PICA西湖
2005年3月

 PICA西湖は自宅から1時間少々の路程である。2月には同所で雪中キャンプを楽しんだ。それから約1ヶ月後に同キャンプ場を訪れた。
 路程1時間少々と1泊の気安さからこれと言った準備もしないことが結局忘れ物を多くする。これは過去何度も経験していることであるが失敗が教訓として生かされていない。
 今回も、まずデジカメを忘れた。焼きそばを野外でやるための炭、ファイアーグリル、鉄板鍋(ハンドメイドの円形鍋型鉄板、2月のPICA西湖に写真有り)も忘れた。
 
 2月はキャンパーも私たちだけだった一面の雪の原であったが、1ヶ月で雪は日陰に少し残っているだけで、受付で聞いたところサイトはほぼ満杯とのことだった。
 さて、指定されたブロックへ行くと、林に隣接した場所で土手と林が形作る角には残雪があり、そこからブロック内に融水が流れ込み、ブロックの3分の2は長靴でなければ踏み込めない程のぬかるみで受付に戻りクレームを申し出た。
 事前にサイトの状況を確認しているはずなのに、その場所を指定した管理人の対応には疑問を感じた。
 クレームに対して当初満杯で移動は無理と言っていたが、結局7,80m程離れた別サイトに移動が可能になった。
 PICA西湖はキャンプサイト以外にもコテージ、大型トレーラー、パオと宿泊施設が多数有るが、これも犬と一緒に場内を散歩しながら様子を見て回ったがほとんどに利用者がいてなかなかの盛況であった。

 車を落ち着けた後はまず、2月のキャンプで雪や雨に濡れたまましまい込んだサイドウォーニングを出して乾燥。散歩の後女房、犬、猫と車内でうつらうつらし、目を覚ませば18時30分。
 夕食は焼きそば、酒の肴は馬刺しと鹿刺し。呆けがはじまりつつある脳みそがますます「馬鹿」になる危険を伴う食材だが舌はリスクに勝る。
 
 最初入ったサイトにはYahooのキャンプトピックス(掲示板)にある「春夏秋冬キャンプ大好き」の方々がオフミを展開していて、このトピを普段ROMしていることから二言三言を交わし、夜の宴会に誘われたが夕食時の500mlチューハイ3本が程良く効いて21時にはシュラフの中に入った。
 
 私は冬季のキャンプで電源のある所では車のFFヒータは使わず、リサイクルショップで800円で購入した小型のファン式電気ストーブを使っている。900Wの電気ストーブだが巾30cm、高さ奥行きとも12、3cmで邪魔にならない。これを一晩中作動させると外気温がマイナス7℃くらい(これより低温は現キャンカーでは未体験)までなら3シーズンシュラフで十分一晩を過ごせるし、搭載している5Kgプロパンへの消費量をセーブできる、なによりもFFファンヒータの音を気にすることもないのがありがたい。

 雪解けの水を含んだ地面には長さ5cmほどの霜柱が現れ、水たまりには薄氷が張る朝8時30分起床。パン、牛乳の定番朝食。犬も猫も外へ出せと騒ぎ猫は車周辺の探検、犬は場内巡回でひとまず満足。
 朝食後は気持ちの良い2度寝。再び目を覚ませばチェックアウト時間を過ぎた11時30分。PICA西湖のありがたい施設でダンプステーションがある。私のキャンピングカーのトイレはマリンタイプのためブラックタンクを取り外して捨てることが出来ない。投棄の方法はブラックタンク排水口にホースを取り付けて排出する。ホースの長さに限りがあるため、浄化槽に車後部を接近できるところなら何とかなるが、それ以外はどこかで排出できる場所を探さざるを得ない、ちなみに自宅の浄化槽はホースが届かない。PICA西湖のダンプステーションは排出ホースが届くところまで車を近づけることが出来る。
 
 国道139号線を走りながら、ほとんどうたた寝をするためのキャンプで、真っ直ぐ帰宅するには芸がないと、何処か温泉でも入っていこうと女房と意見が一致。どうせなら富士川沿いの温泉にしようと精進湖から甲府盆地を目指す。精進湖トンネルを過ぎ、紆余曲折の後分村合併が決まった上九一色村役場の先から中道町方向に向かう358号線から離れ三珠町へ県道36号線を辿る。多くても10数戸ほどの集落をいくつか通り過ぎる。このような集落を見るたびに、どうしてこのような地に住み着いたのであろうかとの疑問が頭にもたげる。
 
 三珠町は歌舞伎の市川家発祥の地と言われ歌舞伎文化公園なる施設がある。
 三珠の湯は最近できた施設で桃や杏畑の中を通過する進入路は拡幅工事中の未舗装。湯の売りは甲府盆地を見下ろす景観で、露天風呂からの眺めはお勧め。とくに夜景は素晴らしいことが想像さる。
 一人750円也の入浴料は景観が楽しめれば安い。ただ、無料の休憩所が無いため、温泉から出た後の居場所は畳の食堂しかない。飲食物持ち込み禁止で食事を取らなければ外に出るしかない仕掛けである。
 1時間ほど内湯、露天とゆったり浸かり、食堂でざるそばを平らげた後三珠の湯を後にして、笛吹川、富士川左岸を南下し甲斐ファニュチャーでお馴染みの六郷町で富士川右岸に渡り52号線の南部町から芝川町に入り15時に帰着した。