2006年5月
神奈川県河内川ふれあいビレッジ
 昨年の5月と同じく今年も普段は集団生活をしている子供達と楽しい時間を過ごすため「ふれあいビレッジ」を訪れた。
 今回の子供達は就学前の6歳1人と5歳3人。男の子は5歳の1人だけだった。
 前回までは東進して現地入りする私はキャンプ場で子供達の到着を待ったが、今回は東京都内からの道中で子供達が買い物体験を楽しむという大井松田のスーパーで合流した。 首都高、東名2カ所で事故があり、少々遅れて到着した車から、着くまで寝ていたという子供達が元気よく飛び出してきた。いつもながら子供達の笑顔を見るとこちらもワクワクして来る。
 4人の内2人は以前会っていて、何故か「カエルのおじさん」と呼ばれている私のことを覚えていてくれて、なおさら嬉しくなった。
 買い物は1人につきおやつのお菓子一点と、翌日の昼食にするインスタントラーメンの類を一点で、商品棚に満載のお菓子を前に子供達は迷いに迷って買い求める。
 以前は昼ご飯をキャンプ場に到着してから作っていたが、子供達に食堂等でご飯を食べる体験をしてもらおうと買い物後にスーパー周辺で食べることにしている。今回はスーパーに隣接するいわゆる家系ラーメン店に入った。
 5、6歳の子供達にラーメン一杯は多すぎるため、大盛りラーメンを頼み小皿に分け合って食べる。

 キャンプでは子供1人1人をホストファミリーが受け持ち一泊二日を楽しむ形を取っているが、全員そろって誰々ちゃんは○○さんの所などの割り振りは行っていない。初めて会った子供達がいても何時しかめいめいの大人がめいめいの子供達と手をつないでコンビが出来上がっている。
 ラーメン店でも自然に同じどんぶりのラーメンをすする仲が出来上がっていた。

 スーパーでは小振りであった雨もキャンプ場に着く頃は本降りになり、翌日の撤収時まで降り続いた。
 河内川ふれあいビレッジのキャンプ場利用者は我々のみで当初予約を断られた理由のリクレーション指導者の宿泊講習も中止でサイト区分も関係なくロの字型に車を停めた。
 
 子供達は車の中で大騒ぎ、あっちの車、こっちの車と集団で移動する。これを見ていた大人は「こいつらワカサギがイワシみたいだな」とつぶやいていた。
 水遊びが出来るかと持ってきたサンダルをリュックから取り出し「行きたーい」と大合唱していても車の中で新たに面白いことが見つかるとすぐにそちらに夢中になり飽きると大人達の所に来て膝の上で時間をつぶす。

 大人達の楽しみはやはり冷たいビール。鰹のたたきを豪快にあり合わせの材料で作ったのは江戸は浅草橋で居酒屋を営むH氏。こんなの店で出したら間違いなくお客さんは来なくなると言いながら二皿。そしてポン酢と洋ガラシでの意外な食べ方を披露してくれたそれは目から鱗もので、生姜よりも鰹に合う。
 
 飲み、語り合う内に夕食の時間になり、私は例により富士宮焼きそばを作る。子供達の食べている横からアルコールを片手にした大人が「こりゃ美味い」と手を伸ばすのは感心しないが、評判の良さには産地の人間にとっては嬉しいことである。
 子供達は雨の中花火も出来ず、車に戻りワカサギ行動をはじめる。
 大人達は宮崎の麦焼酎「黒馬」、メインイベントには「レミーマルタン」も登場し降りしきる雨も忘れてキャンプの話から浮き世の戯れ言まで話題百出、笑い、食い、飲んで至福の時にサイドウォーニングにとまった蜉蝣もじっと聞き入り夜は更けていった。

 夜は自然発生的にできたコンビのファミリーの所で寝るのが普通だが、今回は私の車で遊んでいたワカサギ達はハングベッドに二人
下に二人と遊び疲れて寝てしまった。
 大人が寝るときに各自が連れ出せばいいやと言っていたが、いざそのときなると可愛い寝顔に可愛そうだからそのままにしておくことにし「カエル」の私は巨体をベッドに残った形で身を横にした。
 12時と3時に「おしっこ」で起きたが、朝1人の子はマットに地図を描いていたが、これも「出ちゃった」の申告でOK。

  11時半早めの昼食の後、山北駅前の温泉に立ち寄るため13時に出発。
 このボランティアキャンプは肩肘張らず、いつの間にか設営が整い、いつの間にか撤収作業が終了するのがなんとも心地よく、とぎれることのない楽しい思い出だけが残るキャンプである。


     

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