とんぼ返りで尻焼温泉
2006年6月

:条件が良ければ   :雨が降り上流のダムが放流すると

 尻焼温泉は今回で3回目になる。突然はじまった成人型アトピーに悩んでいるときに、その治療効果があることなど知らずに、長年の夢であったこの温泉を訪ねた。
 その後、日々掻痒感に悩まされ、睡眠中にそこそこをかきむしった挙げ句の掻瘍があちこちに出来、とても人前では裸を見せられない状態であったのがピタリと治まった。
 2回目の訪問も塗布薬ではどうにもならない状況の元で利用し、同様に効果絶大あった。
 
 顔、腹部、太股、膝、手の甲、肘、頭などに発疹ができ、医師からステロイドの処方も限界だと言われ、塗布薬も1週間を使用限度とする強力なものを処方してもらう状態になった今回、この温泉に望みを託し、金曜日に休暇を取り、木曜日の夜に片道約230kmをひた走り、午前2時半頃に現着した。
 天候は雨、明け方からはかなり大粒になった。7時に起床、寝ている妻を残して1人で河原に行く。 普段は水が落ちていない上の堰の川幅半分ほどから沢水が流れ込んでいる。意を決して足を踏み入れると温水プール程度の水温。以前来たとき川底から湯が湧き出ていた所に入ると、体温と同等か若干低い程度で何とか肩まで入っていることが出来る。しばらく我慢していたが、頭に相当量の雨が当たりゆっくり浸かっている気にはなれず、下の堰近くにある共同浴場に逃げ込んだ。ここは掘っ立て小屋があり、雨の不快感からは逃れることが出来るが、湯温はふくらはぎ付近が火傷をするのではないかと思うくらい熱い。堰のバイパスになっているホースから沢水を流し入れてやっと落ち着く。40分ほど出たり入ったりを繰り返す間も私以外の利用者は無し。

 車に戻り朝食の後、横になると何時しか眠りに。正午前に目を覚まし、朝利用した共同浴場は水着着用禁止のため、近くある明星屋旅館に行く。この旅館は河原の湯の下流にあり、川の状況をライブカメラで発信しておりカメラに写る川の状況で河原の湯の状況を推察することが出来る。
 掛け流しの温泉は露天と内風呂があり、露天は400円、内風呂500円である。露天には洗い場などの設備は無い。
 体も洗いたいことから両方の利用料を払う。ここも私たちだけの利用者で湯船を独占。妻は熱すぎると早々に両方の湯船から上がったようだったが、私はじっくりと楽しむ。

 車で昼食を取る間も雨は弱まることもなく降り続く。この分ではもう一泊しても状況は悪くなるのみであろうと判断し、二人でどうせなら近くでブラブラして行こうかと、地図を眺めていたが、雨では楽しさも半減するし、主立った所は制覇済みだからと意見が一致し、19時〜20時には着くことが出来るからと帰宅を決意。

 かくして、尻焼温泉に浸かった時間2時間弱でトンボ帰りと相成って、ノンストップで走り続け20時丁度に無事帰着。
 
 年休を取って平日に利用しようとしたのは、近年この温泉は人気を増し、土休日は駐車場に入れいないほど混雑するからである。
 しかし、今回の経験から金曜日夜出発し、夜半に駐車場所を確保、土曜日午前中に温泉を楽しみ、同夜帰着の方法を次回試してみようと思っている。

 同温泉のその後は、毎日朝のデータを配信している「尻焼日記」によれば上流のダムが放水を行ったため、土曜日からは利用できなくなったとのことである。

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