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10億事業を目指す社長に武器を届ける
深井宣光の「価値づくり」マーケティングレター
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こんにちは、深井です!
今日は、問題の解決策を探す前に「本当の原因」を見極めることの重要性を改めて気付かされた、とある私が経験した実話のエピソードを通してお話しします。
普段、私たちは「問題を解決するための方法」ばかりに目が向きがち」です。
ですが、そもそも「原因」の把握が誤っていると、その解決策は、全くの無駄ということも、、、。
では、そのエピソードはというと、
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私がこの“原因”の見極めの重要性に改めて気づかされたのは、もったいぶるような話ではなく、いるも着ている白Tシャツにまつわる悩みからでした。
毎朝、クローゼットから取り出すたびにシワが目立つTシャツにため息が出てしまう。「またアイロンがけか…」と半ば諦めながら、せっせとシワを伸ばしていたんです。
「乾燥機を使ってるからシワになるのかな?」
と当然のように思い込んでいました。ですが、今さら乾燥機をやめて干すのも時間的に現実的ではなく、仕方なく思っていました。。
そんな私は、仕方なく解決策も見つからないまま、シワをアイロンで伸ばしていたんですが、、、
そんな時、アパレルのプロであり、私の書籍でも登場していただいている、バイオテックワークスの西川さんと話す機会があったんです。
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(いち無名の中小企業から世界的な企業へと成長し続けている、西川さんのビジネスについて、詳しく知りたい方はぜひこちらの本をご覧ください!)
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西川さんは、いつもビシッととシワのないTシャツを着ていて、とても清潔感があります
「どうしてあんなにTシャツがシワひとつないのか?」とずっと疑問に思っていたので、思い切って聞いてみることにしました。
「西川さん、どうしていつもTシャツがそんなにシワなく綺麗なんですか?やっぱり乾燥機なんて使わないで手間をかけて干してるんですよね?」と。
私は勝手に「きっと彼は丁寧にアイロンもかけているんだろう」と予想していたのですが、彼の返事は思いもよらないものでした。
「いや、乾燥機は使ってるよ。でも、アイロンなんてしてないですよ。」
「シワの原因って乾燥機じゃなくて、洗濯機に入れる量にあるんですよ。」
「もしかして深井さん、洗濯機にいっぱい洗濯物を詰め込んでない?」と。
私はハッとしました。乾燥機がシワの原因だと決めつけていたけれど、実は「洗濯物の詰め込みすぎ」が問題だったのです!
西川さんは洗濯物を半分くらいしか入れずに洗い、そのあとは、私と同じようにそのまま乾燥機にかけていると教えてくれました。
自分の盲点だった「洗濯物の量」に原因があったとは、驚きでした。
その日の夜、さっそく洗濯物の量を少なめにして乾燥機にかけてみました。
すると、、、
なんと、これまでとは違い、シワシワではなくなりました。
本当の原因は、「一度に洗う量が多すぎ」。「詰め込みすぎ」
こんな簡単なことだったなのに、全く気づいていませんでした。
私のTシャツのシワ問題が一気に解決した瞬間でした。そして、この経験を通じて、改めてビジネスでも「原因を見極めること」の大切さに気づかされました。もし原因が違っていれば、どれだけ解決策を頑張っても、問題はなくならなかったわけです。
◆今日のポイント:原因を見誤れば解決策も無駄になる◆
- 本当の原因を特定することがすべての基盤になる問題解決は、「原因」が正確に特定できていることが大前提。この「原因」の認識が正しくなければ、どんな解決策も効果なし。貴重なリソースを浪費し続けるだけに終わります。例えば、ビジネスの売上低迷の原因を「価格競争」と決めつけ、安易に値下げに走ってしまうのではなく、「顧客が本当に求めている価値」を再確認することが、本当の原因究明となり得る場合もあります。
- 新たな視点で原因を見直してみる視野を広げてみると、原因として疑っていなかったところにヒントが見つかることがあります。今回のエピソードでは、西川さんの「洗濯物の量を半分にする」という視点が解決に導きました。マーケティングにおいても、経験豊富なプロの視点を取り入れることで、意外な「本当の原因」が瞬時に見えてくることがあります。
- ボトルネックを解消することが、問題解決のカギ今回のように、根本的な原因、つまりボトルネックを解消することが問題解決のカギです。これによって、表面的な対処(アイロンがけ)ではなく、根本的な解決策(洗濯量の調整)が可能になりました。
- 小さなテストで実証し、検証を繰り返す解決策を試してみる際には、実証しやすい小さな範囲でテストすることが効果的です。今回は、洗濯量を少なくするという「シワ対策」を試してみたことで効果が明確になりました。マーケティングでも、まずは小規模で試して結果を見極める「テストマーケティング」をいち早く行うことが重要です。
◆まとめ◆
シワの原因が「乾燥機」ではなく「洗濯物の量」にあったように、ビジネスにおいても問題の原因を誤ると、せっかくの対策も無駄になってしまいます。もしも、今取り組んでいる施策がなかなか効果を発揮しないと感じているなら、まず原因の再確認をしてみましょう。
- 真の原因は何か?
- 新たな視点を取り入れる余地はないか?
- ボトルネックを改善すれば解決できるか?
この問いかけができるだけで、次に進むべき施策がクリアになり、無駄な対策に時間をかけずに済みます。業種に関わらず、成功の大きなカギは根本的な原因を捉えること。
違う「原因はそこじゃない!」とぜひ、今抱えている問題の「原因」を疑ってみてください。
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それでは、次回も事業成長の武器となるメールをお届けします!
ーマーケティングの力で更なる事業成長を
深井
PS
大ヒットソング「違う、そうじゃない」を歌ったのは鈴木 雅之さんですね。今日のメルマガの件名を書いていたら、ふと思い出し、YouTubeでヘビーローテーション中です。
今から30年前、この歌がリリースされた1994年当時、私は中学生でしたが、ブラウン管のTVやラジオから流れてきた「違う 違う そうじゃ そうじゃな〜い〜」の歌声は、今も記憶に残っています。当時は8cmのCDシングルなんてもので売っていましたね。
私も聴いていた!懐かしい!わかる!!という方は、YouTubeで聴くことができたので、ぜひ検索してお聴き下さい。※その際は、社員さんが驚かないように音量にはくれぐれもご注意を。
昭和、平成初期の歌ってやっぱりいいですよね。あなたは昭和時代、どんな歌を聞いていましたか?
投稿者プロフィール
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価値づくり日本
価値づくり成長戦略プロデューサー
(株)バリューイノベーションジャパン
新価値創造事業 CCO
一般社団法人SDGs支援機構 事務局長/経済産業省関東経済産業局のベンチャー支援事業サポーター/東京都スタートアップ支援事業「NexsTokyo」メンター/JーStuartup WESTサポーター等を務める。
社会課題をビジネスで解決する仕組みと成功法則の調査・研究者。各種メディア、企業でのSDGs/サステナブル企画の、企画・監修のほか、講演、執筆、社会課題解決型のスタートアップのメンタリングなど多岐に渡って活動。NHK WORLD JAPAN「未来計画Q」公式サポーティングパートナー、フジテレビ「チャギントンSDGs」シリーズの他、日本テレビ「ZIP!」、テレビ東京「秒でNEWS180」「美しき捨て方」等、各局のTV番組等を監修及び出演。Googleが世界規模で推進する「Humans of YouTube」にて、社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた日本を代表する100人の一人に選出。著書に「小学生からのSDGs」(KADOKAWA)。「SDGsビジネスモデル図鑑・社会課題はビジネスチャンス」(KADOKAWA)がある
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