日本初のペットボトル入り紅茶飲料であり
発売以来34年以上愛飲されつづけ、紅茶カテゴリーのシェア50%を占める
まさに、圧倒的商品力を誇るキリン「午後の紅茶」。
あの商品も全て梅澤式・商品開発法で生まれた
そして、
この国民的商品
午後の紅茶は
カビキラー、固めるテンプル
サンスタートニックシャンプー
明治おいしい牛乳、ウコンの力
禁煙パイプ、カントリーマアムなどと同じように
「梅澤式・商品開発法」
によって開発された1つです。
そしてこの
梅澤式・商品開発法の生みの親であり
伝説のマーケターとも呼ばれる
梅澤伸嘉氏はおっしゃいます。
すべての大企業も
はじめはみんな小企業でした。
しかし、小企業の大半は
小企業のままか、すでに息絶えています。
ごくわずかの小企業のみが、
大企業に成長できたのです。
その主要因は
長く売れ続ける
「最強の売りモノ」ということのみです。
*
長く売れ続けるのは最強の売りモノにあり
そこでまさにキリンは
紅茶飲料で類似商品を開発し、
競合争いをするわけでもなく
新しい市場自体を
創り出してしまう
最強の売りモノを開発するために
いまだに満たされていない
消費者の隠れた強い欲求を探したところ
「場所や時間に制約されず、
飲みたいときに飲みたい場所で飲みたい」
こうした強い欲求が
浮き彫りになりました。
そこで、いったいどうしたら
この消費者の欲求を叶えることが
できるのかを考えたところ
開発チームは
商品アイデアを考えめぐらせ、
「ペットボトルに入れれば、
いつでもどこでも紅茶が楽しめる」とひらめいたのです。
今では当たり前になった
ペットボトルの紅茶ですが
当時の技術では
紅茶は冷やすと濁ってしまうため
中身の見える
ペットボトルに入れると
おいしそうに見えなかったのです。
しかし、開発チームは
苦労の末に冷やしても濁らず、
ペットボトルに入れても
澄んだままの美しい紅茶を飲める
キリン独自の
「クリアアイスティー製法」を開発しました。
もちろん
類似商品を開発するわけではないので
道のりは簡単ではありませんでした。
ですが、消費者の
未だに満たされていない
隠れた強い欲求を探し出し
商品化したことで
34年以上経った今でも
紅茶カテゴリーの市場シェア50%を占め
毎年会社に利益を
もたらしてくれるようになったわけです。
梅澤氏は言います。
20年、30年売れ続ける
ヒット商品・ロングセラー商品は、
決してセンスや偶然で生まれるのではなく、
システマティックに再現できる科学です。
そして、センスは関係ない。
作る前に売れることが
約束された商品は開発できる」と。
最強の売りモノこそが
あなたの会社に利益をもたらし続けてくれます。
では、あなたの会社は
消費者のどんな隠れた欲求を満たす
商品をつくるでしょうか?
もしくは、今の商品は、
消費者のどんな隠れた欲求を
満たせるでしょうか?
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