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年商10億事業を目指す社長のための
深井 宣光の「価値づくり」マーケティングレター
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今日のテーマ:
既存技術や製品が持つ価値引き出し、新しい市場を作り出す
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こんにちは 深井です。
今回は「既存技術や製品の価値を引き出し、新たな市場をどう作り出すか」というテーマについて。
「うちの会社の強みの技術で、売上をどう増やすか?」
「既に完成された製品だけれど、
そんな悩みを持つあなたに、具体的な事例を元に武器をお届けいたします。
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【事例1】自社技術のリフレーミング
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まずは、つい先日のメルマガでも解説した、既存の技術を「別の課題」に応用して、「海苔を切るハサミ」が「個人情報保護」アイテムに一変した事例です。
例えば、元々「海苔を細かく刻むためのハサミ」を、ある企業は「個人情報保護」に応用しました。
このハサミは、電源が不要で手軽に使える「ハンドシュレッダー」として再定義され、書類を簡単に切り刻むことで、情報を確実に守れる商品になりました。
このように、自社の技術を新たな視点で捉え直すことで、別の市場へ飛躍する可能性を持っています。
これは「技術×異なる課題」の再定義によって新たな価値と市場を創出する「リフレーミング戦略」です。
リフレーミング戦略によって、自社の強みである技術がさらに広い市場や異なる産業で受け入れられ、競合不在のポジションを確立できる可能性が広がります。
【事例2】「ガスコック技術」で世界の水問題を解決
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次は「これまで組み合わせたことがない課題」に応用した例です。
こちらの書籍でビジネスモデルの全容も解説している企業は、元々業務用のガスコックを作るために磨き上げた技術を、「超節水ノズル」に転用し、飲食業などの水を大量に消費する業種の経営コスト削減の課題を解決することで事業を急成長させています。
さらにこの製品は、国内の企業のみならず、深刻な「水不足」の問題を抱える海外市場においても大きな反響を得ています。技術の応用により、全く異なる市場へと展開することに成功しています。
自社技術を異なる課題に適用する時は、単なる技術の転用ではなく
既存技術から「新たな価値」と「市場」を創る3つの方法
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では、ここからは、こうした事例に共通するポイントから、「3つの方法」武器として解説します。
1. 自社技術を再定義して、新たな市場を創り出す
事例にある「海苔を切るハサミ」のように、技術の強みをそのままにして「個人情報保護」という新しい課題に適用することで、全く別の市場で価値を発揮できます。この「リフレーミング戦略」によって、独自のポジションを確立することができます。
2. 課題の解決に焦点をあて、技術を新たに活用
単なる転用ではなく、「経営コスト削減」や「水不足」といった社会的な解決需要のある課題に技術を活用することによって、社会性、新規性とともにブランド力も向上します。社会的に解決策が求められている課題にアプローチできれば、売上と社会的信頼の向上を同時に実現できます。
極めて重要なことは、社会的な課題とは、弱者救済や環境問題のことだけだという完全に誤った固定概念をもしあなたがもっているとしたら、今すぐに捨て去ることです。
3. 「異なる課題×自社技術」でブルーオーシャン市場を発見する
未開拓の課題に自社技術を応用することは、競合だらけのレッドオーシャンを回避し、他の競合がまだ参入していない市場に足を踏み入れる絶好の機会になります。
これは、思考の順番としては、自社の技術は一旦置いておいて、課題起点から考え始めることで応用の可能性を発見することが大切です。
新しい顧客層や用途を創り出し、独自のポジションを築くためには、これまでも解決してきたの課題の延長線上や競合に目を向けずに、社会や世界の課題を発見し応用する視点が鍵です。
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今日のまとめ
自社の強みである技術や製品はそのままに、異なる課題を解決することで全く新しい価値を作り出し、競争の激しいレッドオーシャンを抜け出すことができます。
こうしたアプローチが、自社の既存技術や製品が持っていた価値を引き出してくれ、競合知らずのブルーオーシャンでの成長に繋がっていきます。
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ー自社の強みの価値を引き出しましょう
深井
投稿者プロフィール
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価値づくり日本
価値づくり成長戦略プロデューサー
(株)バリューイノベーションジャパン
新価値創造事業 CCO
一般社団法人SDGs支援機構 事務局長/経済産業省関東経済産業局のベンチャー支援事業サポーター/東京都スタートアップ支援事業「NexsTokyo」メンター/JーStuartup WESTサポーター等を務める。
社会課題をビジネスで解決する仕組みと成功法則の調査・研究者。各種メディア、企業でのSDGs/サステナブル企画の、企画・監修のほか、講演、執筆、社会課題解決型のスタートアップのメンタリングなど多岐に渡って活動。NHK WORLD JAPAN「未来計画Q」公式サポーティングパートナー、フジテレビ「チャギントンSDGs」シリーズの他、日本テレビ「ZIP!」、テレビ東京「秒でNEWS180」「美しき捨て方」等、各局のTV番組等を監修及び出演。Googleが世界規模で推進する「Humans of YouTube」にて、社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた日本を代表する100人の一人に選出。著書に「小学生からのSDGs」(KADOKAWA)。「SDGsビジネスモデル図鑑・社会課題はビジネスチャンス」(KADOKAWA)がある
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