これは、ご覧の通り布です。

高級素材で作られていたり、何か特別な効果があるというわけではありません。ただの布です。

もう少し説明すると、所謂マイクロファイバーで、パソコンやスマートフォンの画面を綺麗にしてくれる、、ただの布です。

ではこの布、いくらくらいまでなら払っても良いと思いますか?

この手のマイクロファイバーの布、最近だと100均にもあるので100円?それとも500円?どれだけ高くても1,000円程度でしょうか?

実はこの布、税込で2,780円します。

なぜマイクロファイバーといってもただの布が、3,000円近くもするのか?

その理由が、右下にあります。

どうでしょうか。りんごのロゴが見えましたか?

これ、Appleが公式で出しているマイクロファイバーの布。一部界隈では「信者の布」と呼ばれ、Apple信者くらいしか買わないと揶揄される商品。

素材もナイロンとポリウレタンなので、特別な素材で作られているわけでもなく、品質も決して悪くはありませんが、1枚100円で売られているマイクロファイバーの30倍、画面が綺麗になるわけではありません。

何にお金を払っているのか?

このAppleのマイクロファイバーの布、一般的なマイクロファイバーと何も変わらないはずなのに、Appleのロゴがついただけで、30倍も価格が変わる、、。

このマイクロファイバーの布を買う人は、一体何にお金を払っているのでしょか?

それが、Appleというブランドです。

本質的な機能としても、100円で売られているマイクロファイバーの布も、Appleの布も同じ。

ですが、Appleのブランドがついただけで価値が30倍も変わり、そしてApple信者と呼ばれる人たちは、ただのマイクロファイバーの布ではなく、Appleのマイクロファイバーを欲しがる。

私たちは商品、サービスの価格を上げるためには、品質やクオリティ、技術も高めないといけないと思いがちですが、ブランド力をつけるだけで、品質やクオリティ、技術を高めるよりも簡単に価格を上げることができます。

ブランドを作るというと、大企業が行うもの、ブランディングは難しい…。「ブランド=高級品」というイメージを持ちがちですが、

ブランディングとは、自社の商品やサービスを他社のものと「区別するため」であり、「〇〇といえば?」と選ばれるためのもの。

あなたの会社が、他社のものと区別されるためには、どうすればいいか。どうすれば、「〇〇といえば?」の中に入ることができるのか。

ぜひ考えてみてください。

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︎曽我 将とは?

株式会社ススム
代表取締役

ブランディング・プロデューサー

SUBARU・LOTTE
SUNTORY・NTT
Yahoo! JAPAN・Orico
ドミノ・ピザ・ロート製薬
バンダイナムコ・CAPCOM
FROM SOFTWARE
白泉社・講談社・なとり
はごろもフーズなど
数多くの日本を代表する企業の
CM・動画を制作。

中でもロッテGhanaのテレビCM企画では、
100億円超の売上を達成。

海外TVCM賞グランプリを獲得。
さらに国内外20以上の広告賞を獲得。
自身もギネス記録を獲得し、
近年は菅前総理・野田聖子大臣
横綱・大関の映像を制作。

自身が企画・主催した食フェスには、
累計5万人以上の来場者を集め、

これまで手がけたクライアントは、
「めざまし8」「朝日放送 NEWS おかえり」
「関西テレビ よーい ドン」「じゅん散歩」
「アド街ック天国」「おとな旅 あるき旅」
「ネプリーグ」「関西テレビ」
「モモコのOH!ソレ!み~よ!」など、
数々のテレビやバラエティで取り上げられ、
前年比30%、40%以上の成長を実現。

投稿者プロフィール

動画ブランディング

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