レッドブルといえば、『翼を授ける』のキャッチコピーでお馴染みのエナジードリンクの会社であり、今や世界160カ国でレッドブルを展開。
さらに、扱っているのはレッドブルだけにも関わらず、2021年の売上は1兆2,418億円とエナジードリンク業界で世界No. 1企業の1つ。
そんな世界No. 1企業のレッドブルが誕生する前、この市場でトップだったのは、実は日本のリポビタンDでした。
リポビタンDは1962年に日本で発売、その後『疲労回復』をウリにして大ヒット。今では日本に限らず、タイを中心として東南アジアでも広く普及するまでに成長した日本生まれの商品。
そんなリポビタンDにレッドブル創業者のディートリッヒ・マテシッツが興味を惹かれ、様々な「栄養ドリンク」を試した結果誕生したのが、レッドブルでした。
ですが「栄養ドリンク」という市場はすでに飽和状態であり、世界中に様々な大企業がひしめき合っている状態。
そこでレッドブル創業者のディートリッヒ・マテシッツが行ったのは、「新たなカテゴリーの創出」です。
具体的には、レッドブルを「栄養ドリンク」として販売したのではなく、『エキサイティングな体験ができる「エナジードリンク」』として販売したこと。
エナジードリンクも栄養ドリンクも同じようなものですが、そこに「新たなカテゴリーの創出」を行った結果、レッドブルは世界No. 1企業に成長することができたのです。
新カテゴリー創出で市場を創出
このように、「新たなカテゴリーの創出」を行い、自社だけの独自ブランドを築き成長しているのは、何もレッドブルのような世界的企業だけではありません。
ロッテGhanaのテレビCM企画で100億円超の売上を達成。海外TVCM賞グランプリを獲得。さらに国内外20以上の広告賞を受賞。ギネス記録も獲得。
手がけたクライアントを数多くのメディアに取り上げさせ、急成長を実現されてきた曽我将さんも、同様に「新たなカテゴリーの創出」を行い、企業を成長させています。
例えば、兵庫県にある城崎温泉にある温泉宿は、温泉街を歩く「そぞろ歩き」が出来る温泉宿として、それまでなかったカテゴリーを創出。
その結果、『そぞろ歩きといえば、城崎温泉にある温泉宿』というブランディングを創出し、様々なメディアに取り上げられ、予約が取れない温泉宿として成長させることに成功されました。
このように、「新たなカテゴリーの創出」で、自社だけのブランドが築ければ、他社の追随が一切ない独自市場を築くことができます。
一度、自社ならどんな「新たなカテゴリーの創出」が出来るか、考えてみましょう!
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