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年商10億事業構築を目指す社長のための
深井 宣光の「価値づくり成長戦略マガジン」!!!
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こんにちは 深井です。
突然ですが、あなたの商品やサービスは、どの瞬間に価値を提供していますか?
先月、北海道展がデパートで開催されているということで、そのついでに久しぶりに家族でデパ地下に行ったのですが、その時贈答用のコーナーが目に留まりました。
そして、その中でひときわ目を引いたのが、シャインマスカットでした。
1房数千円もする高価な商品にもかかわらず、売り場は賑わい、プレゼント用として人気のようでした。
調べてみるとそれもそのはずで、2024年のシャインマスカットは全国的に売れ行きが好調。
特に、2023年と比較して取り扱い量が大幅に増加しており、2024年は前年に比べて147.9%の増加が見込まれているとのことです。(出典:農業総研)
そこで、改めて気付かされたことは、、、
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多くの場合「価値=利用する瞬間だけ」と捉えてしまいがちですが、実は売れ続けている商品には違いがあるということ。
その違いとは、彼らは「価値の掛け算」を駆使して、顧客が触れるすべての場面、瞬間の価値を戦略的に設計の中に組み込んでいるということなんです。
そこで今回は、シャインマスカットとドリップバッグコーヒーという身近で売れ続けている商品を例に、「価値の掛け算」がどう成功につながるのかを解説してあなたの武器としてお届けいたします!
◆シャインマスカットの価値の掛け算
まずは大人気のフルーツ、シャインマスカットから見ていきましょう。
農家が感じる価値(栽培 × 収益)
└栽培のしやすさ: 雨の多い日本でも病気に強く、高収量を確保。
└高い収益性: 高い卸値と需要増で、栽培の収益性が向上。
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小売店が感じる価値(商品力 × 販売効果)
└高価格: 他の品種よりも高単価で販売可能。
└販促効果: シャインマスカットを目玉にした販促イベントが盛況。
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消費者が感じる価値(手軽さ × 味わい × 映える)
└手軽さ: 種なしで皮ごと食べられる利便性。
└味わい: 甘みと香りが際立つ贅沢な味わい。
└映える: 視覚的価値があり、SNS映えする見た目で、いいねがもらえる。
たとえば、こいういった価値が掛け算となり、商品が生み出す価値を何倍にも増幅して売上をうみだしています。
◆ドリップバッグコーヒーの価値の掛け算
続いて、ドリップバッグコーヒーをみてみましょう。
購入前(期待感 × 楽しさ)
└選ぶ楽しさ: フレーバーや産地を比較するワクワク感。
└パッケージの魅力: おしゃれなデザインが贈り物にも最適。
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飲む前(手軽さ × 香りの演出)
└手軽さ: 特別な器具が不要で簡単に淹れられる。
└香りの演出: 湯を注ぐだけで、香りが部屋中に広がる。
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飲む瞬間(味覚 × 癒し)
└味覚: 専門店のような風味豊かな味わい。
└癒し: 日常の中で心をリセットする贅沢な時間。
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飲んだ後(記憶 × 共有)
次回への期待: 美味しい記憶がリピート購入につながる。
共有: SNSでのシェアや口コミが広がる。
このようにコーヒー1杯が生み出す価値も、利用前後に掛け算されて何倍にもなっています。
◆「価値の掛け算」で商品価値にイノベーションを起こす
これらの事例が教えてくれるのは、「商品価値は一瞬で終わらない」ということ。
シャインマスカットもドリップバッグコーヒーも、利用前から利用後まで、顧客が触れるあらゆる場面で価値を掛け算することで、価値を最大化しています。
では、あなたの商品ではどうでしょうか?
もし、たしかにうちも、商品を使ってもらう瞬間だけの価値しか戦略的に設計できていなかったな、、、
という方は、こちらの3つの問いかけを活用して、価値の掛け算をぜひ見つけ出してください。
- 購入前: 顧客が商品に期待する瞬間に、楽しさや驚きを掛け算するには?
- 利用中: 顧客体験をより特別なものにするには?
- 利用後: 記憶や共有を通じて、価値が次に続く仕掛けを作るには?
ー商品価値を掛け算で最大化しましょう!
深井