5年、10年、20年と
売れ続ける商品開発は
未だ満たされていない
消費者の強い欲求を
見つけることから始まるわけですが
ただ、未だ満たされていない
消費者の強い欲求を見つけるだけでは不十分で
その欲求を実現させるための
「売れる商品アイデア」が必要になるわけです。
じゃあ、そんな
「売れる商品アイデア」なんて
ごく一部の天才にしかできないんじゃないのか?
優秀な人材を大手に取られてしまう
中小零細企業には無理なのかというと、
そうではありません。
事実、100以上もの
市場シェアNo1商品を開発し続けてきた
「梅澤式・商品開発法」の考えはこうです。
梅澤式・商品開発法の考え方
大多数の中小零細企業は
多くが普通の社員さんで構成されているもの。
そして、凡人はグループによって
天才のひらめき、天才の仕事をなしうるのである。
こう断言しています。
そこで今日は
実際に商品開発の現場や
売れる商品アイデア発想の現場における
グループワークで
普通の社員たちでも
売れ続ける商品アイデアを出すための
「5つのルール」をお届けします。
グループで発想して
天才のひらめきを得るには
次のようなルールを守ることが不可欠である。
1:他人や自分のアイデアを絶対に批判しない
このルールはアイデアの
「量」を生むために不可欠です。
梅澤氏は言います。
質の高いアイデアは
くだらないアイデアを無制限に出していく
過程において得られるものである、と。
そのためには
他人のアイデアを批判しないばかりか、
自分のアイデアも批判しないということがポイントです。
例えば、
頭の中にアイデアが浮かんでも
「これは売れないな」
「こんな商品欲しくないな」
こんな風に心の声が浮かび
せっかくのアイデアの種を潰してしまうことになります。
だからこそ、
このルールはなさけないくらい
くだらないアイデアでも頭に浮かんだら
口に出そうというもの。
そしてそれを
メンバーは誰も批判しないのが
1つ目のルールです。
2:バカげた思いつきでも自由奔放に。
むしろ笑われるようなことをいうべき
これは、1つ目の
批判をしないというルールを
補強するためのルールです。
「むしろ笑われるようなことをいうべき」
というのがミソで、そのくらいに決めてちょうどよいわけです。
どんなにバカげた思いつきでも
批判されないという雰囲気が
しだいに醸成されていく。
(否定・批判・評価がある場では、良いアイデアは生まれない)
3:できるだけ数多くのアイデアを思いつくままに口に出そう!
これも1つ目、2つ目とよく似たことですが
とにかく量が必要ということを
互いに確認し合うためのルールである。
4:他人のアイデアをヒントにひねったり、結合する
1から3だけのルールだと
アイデアが拡大するだけになるからこそ
4つ目「結合改善」といわれるルールで、
他人からどんどん出てくるアイデア
(ほとんどがくだらない)をヒントに
肉付けしたり、複数のアイデアを
結合したりして新たにアイデアを出す方法です。
特にこのルールは重要で
というのは、
思いつきのアイデアを出しても
だれかがそれをヒントに改善してくれる。
だから、
くだらないことでも発言するとよいのだ、
という雰囲気になるからです。
5:どんなアイデアでもほめよう!!
ルール1の
「他人や自分のアイデアを絶対に批判しない」と
一見同じように見えますが
批判しないということは消極的であり、
ほめるというのは積極的なこと。
長時間続けていると
ふだんでは味わうことのできない心地よい、
そして自由な発想を促す効果絶大のルールである。
私たち日本人は面と向かって
ほめるのはなんとなくてれくさい。
はじめは
ぎごちなくてもよいから意識して
「いいね!」
「なるほど、そういう視点もあるね!」
とほめること。
「あいの手」のような役割であり、
お互いに動機づけられていく。
(チームマネジメントにもつながり一石二鳥)
ちなみに、梅澤氏が現場に入る時には
ルールをワッペンにして胸につけていると
その場の雰囲気が変わり、
売れる商品アイデアを創造する
「環境づくり」に役立つため
この5つのルールを守ってきていたそうです。
未だに満たされていない
消費者の強い欲求に応える商品ということは
未だ、市場には存在していない商品。
つまり、過去の経験値では開発できないからこそ
まずは、メンバー同士でどんなに馬鹿げたアイデアでも
量を出していくことが重要になってきます。
凡人はグループによって
天才のひらめき、天才の仕事をなしうるのである。
ぜひ、5つのルール
1:
他人や自分のアイデアを絶対に批判しない
2:
バカげた思いつきでも自由奔放に。
むしろ笑われるようなことをいうべき
3:
できるだけ数多くのアイデアを
思いつくままに口に出そう!
4:
他人のアイデアをヒントに
ひねったり、結合する
5:
どんなアイデアでもほめよう!!
まずは1つでも
会議やミーティングの場で
取り入れてみましょう。
きっと会議やミーティングの空気が
変わるのを体感できるでしょう。
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