たった100gで1トンの水を浄化できる
水質浄化剤には様々なものが国内外にありますが…
なんとたった100gで1トンもの水を浄化することができ、世界100カ国以上で使われている水質浄化剤があります。
その驚異的な浄化能力を持つ水質浄化剤『PG-Mα23』を製造・販売しているのは、大阪市中央区に本社を持つ、日本ポリグルです。
海外展開は難しい、途上国は儲からないなどの誤解面だけでなく、これだけグローバルな時代になりながらも母国語である日本語だけで暮らせてしまう私たちの日本では、海外への事業展開に弱みを抱えている企業様に出会うことが多いです。
しかし、そんな中でも同社の儲かる仕組みはどこから生まれているのか?
それは、徹底した現地との関わりにあります。
1に現地、2に現地。海外事業で儲かる仕組みは『現地』に聞け
実は同社の儲かる仕組みの根幹にある、ポリグルレディー、ポリグルボーイという、現地の文字すらも読めない誰でも、簡単に扱うことができる、売ることができる、継続して収入を得ることができる、やりがいを持って続けることができる。といった仕組みは同社が考え出したものではないというのです。
同社会長で、御歳83歳で今でも現役で活躍されている小田様はこう話されます。
「私が一人で考えだしたものなんて何にもない」
「全部彼らが教えてくれた」
だからこそ、経営者然り、新規事業のトップ自らが現地に行って現地の声を聞け。現地を知りなさい。時間を共にしろと。通訳すら無しで果敢に世界に今でも挑み続けている小田様の言葉には机上論ではない核心があります。
決断権を持ったリーダーである人間が国内にいて、現地の報告を受けて、わかりもしないくせに指示なんてはいけない。
任せるなら任せる。答えは全て現地が教えてくれるということなのです。
しかし、多くの企業ではいまだに、現地を知らない者が判断を下して失敗していることに小田様は警鐘を鳴らしておられます。
たった一人の課題解決が相和として巨大な市場を形成している
この、現地に聞け。の教え。今回は海外事業を起点に取り上げましたが、決して海外事業だけではなく国内事業においても同じことが言えることが、さまざまな事例からわかります。
例えば、食品ロスの課題解決一つとっても、課題解決を求めているターゲットが、国なのか?飲食業なのか?
そして、飲食業でも、外食なのか、中食なのか、経営者なのか、スタッフなのかでは起こっている課題も、誰のどの課題なのかが変われば、解決すべき手段も、有効なビジネスモデルも全て変わってきます。
ぜひ、たった一人のターゲットに、彼らが心から切望している課題解決と、ビジネスモデルのあり方を教えてもらうために、『儲かる仕組みは現地に聞け』を合言葉に。
社会課題から新しい成長事業を創り出して参りましょう。
PS
先日開催した『バリューイノベーションサミット2024』にご参加の皆様には、只今3月7日までアーカイブを配信中です。
セッション9では、小田様からのお話を聞くことができますので、ぜひ期間内にご視聴ください。
投稿者プロフィール
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月刊『社会課題と新規事業』オープンイノベーションナビゲーター
一般社団法人SDGs支援機構 事務局長/経済産業省関東経済産業局のベンチャー支援事業サポーター/東京都スタートアップ支援事業「NexsTokyo」メンター/JーStuartup WESTサポーター等を務める。
社会課題をビジネスで解決する仕組みと成功法則の調査・研究者。各種メディア、企業でのSDGs/サステナブル企画の、企画・監修のほか、講演、執筆、社会課題解決型のスタートアップのメンタリングなど多岐に渡って活動。NHK WORLD JAPAN「未来計画Q」公式サポーティングパートナー、フジテレビ「チャギントンSDGs」シリーズの他、日本テレビ「ZIP!」、テレビ東京「秒でNEWS180」「美しき捨て方」等、各局のTV番組等を監修及び出演。Googleが世界規模で推進する「Humans of YouTube」にて、社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた日本を代表する100人の一人に選出。著書に「小学生からのSDGs」(KADOKAWA)。「SDGsビジネスモデル図鑑・社会課題はビジネスチャンス」(KADOKAWA)がある
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